2018/03/23 禁止禁止が下手にする バドミントンと運

本年度の卒業会も終わり、少しだけジュニアでのサポートも落ち着きました。今月末には2日間に及ぶ合同練習会もありますが、いよいよ春です。若葉カップで今年も京都へ行くために子供たち頑張ってくれています。

私のバドミントン練習はこの2か月で3回くらいしか出来ていない事や、ジュニアの練習も遅い時間だけ顔を出す生活が続いていたので、メモのネタも少なく更新出来ていませんでした。 そのため体育館にいる時間は減り、家に居る時間が若干ですが増えました。息子を迎えに行くまでの30分程度少しだけリビングでゆっくりするだけではあるのですが、長男坊などと話す時間もとれ、これはこれで良いなと感じました。

先日は、妻が「運を味方にする方法」みたいな本を図書館で借りてきていたので、さらっと目を通し長男坊に、「こういう本ってどう思う?」と聞いてみました。「う~ん。みんながそれ出来たらすごいけど、無理なんじゃね」とネガティブ系の反応が返ってきました。オカルトちっくな話ですからね。

でも私にはチャンス到来でした。普段から大人ぶって積極的に「すごい」と言う事が少ない長男坊に、「運を引き寄せる方法は今では科学的に証明されているんだよ」と伝えてみると、スマホから目を離し、こちらを向いてくれました。

『スマホでゲームをしているとき、「ここに何かあるんじゃないか?」とか「もしかしてこれをこうすれば○○になるんじゃないか?」とか考えることあるよね。「目の前にあるすべてに何かのヒントかもしれない」こういう状態って「チャンス」を見逃さない準備が出来ているんだよ。1000の情報の中からでも宝の1を見つけ出せるの。 でもさ、さっき「この本どう思う?」って言ったとき、興味を示さなかったよね?1000の情報どころか100の情報も見ようとしないわけ。そこにチャンスが転がっていてもこれでは、見つからないんだよ。運は逃げていくって事。

運を引き寄せる本とか読むとね、整理整頓とか掃除とか、良い言葉を使おうとか、そんな事が多く書かれているんだけど、1000の情報から1を見つけ出すための準備なんだよね。整理整頓する頭が備わっていれば、何かを見つけやすいでしょ。ネガティブな思いではなく積極的に物事に興味を示せば情報の見落としは減るでしょ。 運は科学的に証明されているって言ったけど、ゲームの時の感覚と同じように、繊細な目で興味をもって積極的に物事をみる習慣を、取り入れさせたらグループとそうでないグループで「チャンスをつかむ」回数がどう変化するかを、実験したんだよ。もちろん実験するまでもなく、積極的な方にチャンスは増えるって君のゲーム感覚からもわかるよね。』

こんな感じの会話を、息子はスマホから目を離してニヤニヤしながら興味深そうに聞いてくれました。バドミントンでも勉強でも、1000の情報の中に埋もれた1つのチャンスをしっかりものにする準備を整えて欲しいと伝え三男坊の迎えに向かいました。

「あーめんどくせー」「つまんねーなー」「むかつく」「なんなのそれ」「無理」とか言っているとチャンスの目は減っていく。「運」は、敵でも味方でもなく、そこに転がっているもの。落ちているものを拾える人であれば良いだけなんですよね。

まぁ~た今日も同じ練習だよ。この練習に意味あるの?なんであいつ真面目にやらないの?などなど、バドミントンの練習中に湧き起りやすいこんな思いは、自分から運を捨ててしまう行為です。目の前のものに「何か」を発見しつづける日々の練習とそんな仲間が集う環境にしていきたいものです。

何かと禁止禁止の世の中です。身の回りからチャンスがどんどん減るのも致し方ないのかもしれませんがね。ゲームに没頭した経験があったからこそ息子も話を聞いてくれました。ゲームを禁止にしていたら今回の話も聞いてもらえなかったでしょうね。1000の情報に触れさせるそれが第一関門かも。

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