2017/10/04 ラケットヘッドを走らせる バドミントンと握り

長男坊が朝練に行くと珍しくバドミントンにやる気を出してきました。家を朝6時前に出る感じです。先日、ブロック大会で準優勝したのが良い刺激になったのかなと思います。まだまだ中央、その先の県大会では勝ち星を拾えませんが、家でただただゲーム三昧に比べれば精神的にも肉体的にも良い方向に進んでいるなと感じます。

そして、そんな長男坊とは、空いている体育館を見つけては定期的に練習をするようになりました。三男坊はバスケ、次男坊はカラオケに熱中している中で、いつもいつも課題を私にどかんとぶち当ててくれています。

先日はひたすらドライブの特訓をしました。同じテンポで返してあげるとそれなりにドライブ合戦となるものの、少しタッチを早くすると、ラケットヘッドが追いつきません。反応はしているのですが、ヘッドが出てこない。こんな感じであったので、その動きをよくよく観察して、一つの問題点を発見出来ました。

ラケットヘッドが即座に出てこない原因は、ラケットを強く握りすぎているためでした。ラケットを強く握ると、肩にも自然と力が入ります。こうなると肘を中心にバネのような、しなりよい腕の動きは出来なくなってしまい、当然腕の動きは鈍くなります。

ドライブやプッシュなど即座にラケットを動かしたいのに、この強張った腕、肘、肩の状態では、動かせないのです。「もっとラケットを軽く握ってごらん。打つ瞬間だけ握りを強くする感じ。リストは立てて欲しいけど、そこに力はいらないのよ。」

こんな感じでドライブ練習をしていくと、徐々に力をいれるタイミングをつかめたようで早いタッチにも対応できるようになってきました。ラケットヘッドも走っているので、ドライブやプッシュも浮かなくなりました。

ものは試しと、スマッシュでも同じように握りを軽くして、打つ瞬間だけ握り込むようにして打ってもらうと、スマッシュも以前より格段によいショットに変化しました。手首の力加減でここまで変わるのかと、本人もうれしそうでした。

「力を入れすぎ」「力み過ぎ」などジュニアの子もよく言われる指摘ではありますが、具体的にはどこの力を抜けば良いのか?その一つが手首であるのだなとピンポイントでわかった長男坊との練習でした。

ラケットヘッドを走らせたければ、手首から先の力は抜く。「リストを立てよう、力を溜めよう。」そう言われたとしても、力をいれるとおかしくなる部分もあるんです。運動連鎖は奥が深い。まぁ、運動神経の良い子は、自然と出来ているものなのですがね。

運動音痴との練習は、びっくりどっきりの連続で楽しいです。三男坊もそういえば手首に力が入っている感じなので、素振りを見てあげる時にでも、比べて体感してもらうとします。バスケそろそろ飽きてくれないかな(汗)

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