2017/06/26 ヘアピン特訓 バドミントンとセンス

日曜日の練習では、ヘアピンの練習を任され初心者から上級者まで、それぞれの課題を明確にしてあげながら練習をしてきました。

初心者たちは、2点ほど似たような課題をもっていました。1つ目は、ラケットをしっかり握れていない事。小指、親指、人差し指の3点のどこかに力が抜けてしまっており、しっかりラケットヘッドを保てていないため、シャトルが思うように跳ね返らない。

初心者たちの2つ目の課題は、肩の使い方が意識出来ていない事。両腕を水平に伸ばした形の延長線でシャトルを捕えるイメージが無いため、肩、肘、手首がバラバラになって安定しない動きになっていました。高い所で取るならラケット側の肩があがり、反対側の肩は下げる。低い所で取る場合は、その逆として欲しいところが、肘を上下動させるだけの動きになりがちでした。

中級者たちは、ラケットヘッドの軌道に多くの無駄がありました。一瞬上や下へとラケットを動かしてからヘアピンにはいるとか、打った後には、ラケットがどこかへ流れていってしまうとかです。最短距離でラケットヘッドを動かさないので、取れる球もとれない。無駄な動きのせいで面が間に合わない。打ったあとにラケットが流れ過ぎているので、次のヘアピンの精度ががくんとさがる。

上級者たちには、2点ほど課題が見つかりました。1つ目が、たった半歩の準備を怠りがちという事。踏み込む足が後ろにある状態から、そのまま最後の一歩を大きく踏込をするため、体のブレが起きてしまっていました。先に半歩、踏込足を前に出して、そこから一歩大きく踏み出せば、スッと安定した足が伸びます。特にバック側が、半歩の準備が出来ていない感じでした。

上級者たちの2つ目の課題は、半面コントロールが意外と出来ていない事です。まだ外に打てるのに、外を狙わず、スピンをかけたり難しいことばかりトライする。クロスも全面の長さだけしか練習していなかったのか、たった半面分のクロスをさせると精度が想像以上に低い。

センスのある子は、感覚で出来ていたりするものですので、私が細かすぎるのかなとも思いましたが、センスがある子なんて一握りで、ほとんどの子は感覚レベルでおかしくなってしまっています。練習をすれば多少はうまくなりますが、必ず頭打ちがきます。

頼るとおかしくなる今のセンスに頼らず、割り切って新しい運動センスを手に入れて欲しいなと思います。バドミントンのポテンシャルはそれで一気にあがるものですからね。

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