2017/05/31 質問ができない バドミントンと向上心

昨日のメモについて、さっそく読者の方からメールをいただきました。「無駄な練習などは無いとは思うものの、実際に、自分に当てはめて考えると同じミスを繰り返している時ほど、試合で勝てない。」こんな内容です。

私個人としても、「無駄な練習」は存在しないと思っています。前回は、強く言わないと伝えたいことが、うやむやになると思い、あえて厳しめに書きました。非効率な練習と書きたいところでしたが、これでは意識を変える事は難しいのです。

メールをいただいた方の内容には、「結局、向上心の問題」ともありましたので、本意は伝わっていたので、書いてよかったなと思いました。たとえ、やる気があったとしても向上心が無ければ上達しません。全部が全部にやる気を感じなくとも、ある一か所だけでも向上心があれば上達します。

「あいつはサボっているのに何で強くなれるの?私の方ががんばっているのに。」こんな事を感じる場合には、具体的に何をがんばりどうなろうとしているのか?ここが不明確である事が多いです。ただただがんばっているだけだから差がつくのです。

実現したい事を明確し、そのための努力だけは惜しまない。課題を伝えられ、それを何がなんでも克服しようと思わないのであれば、次のステージには登れません。他にやりたい事があるなら、そちらをやっても良いです。その旨、伝えれば良いだけです。

どんどん聞いて回って、自分に合うもので進化できる技術的なサポート体制はある環境での練習です。この環境を大いに利用して欲しいなと思います。いずれにせよ本人次第。我々はサポートし、心を奮い立たせてあげるのが役目ですからね。

と、こんな事を書いていると、課題を克服したくても何をどうしたら良いのか?ここで迷っている子も多いんだろうなと思いました。迷っているから具体的な質問さえ出来ないままの子供たち。ここにもサポートが必要なんだろうなと思います。

きちんとした質問なんてしなくても良い。迷っている事を素直にいう事がスタートラインである事を教えてあげないといけないなと思います。今、私の仕事でもある担当者がもがいています。どうしたらよいか迷い、それを口に出せずに、納期間近でやっとその苦悩が周りの知るところとなってみんなで大急ぎで対応しています。

質を求めすぎれば、スピードは落ちます。質はある程度にとどめて、周りとコンタクトをとりながら、徐々に求められる質へと向上させていけば良いのです。一人で悩んでもそこに答えはありません。聞いてしまえば楽になれる。相談すれば楽になれる。

こういった経験を小学生の間に、体験し、身につけて欲しいなと思います。もちろん自分で考え苦労する経験も大切ですが、その課題が闇の中に埋もれたままでは、苦い経験のままです。問題や課題を克服する手段や方法を知る事、そして達成した喜びを味わうことが成長を後押しするものです。

「聞いちゃいなよ」変な聞き方で怒られるかもしれないけど、解決へ一歩踏み出した証でもあります。「自分で考えろ。」と言われても、質問をもうちょっと考え直せば良いだけです。諦めずに、また聞きにいけば、次は違った答えがくるものです。返答はその時の状況でもかわるものですしね。諦めたらそこで試合終了です。

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