2017/05/02 上半身と下半身の連動 バドミントンと骨盤

若葉カップ予選がいよいよ明日に迫り、この冬場から春にかけての子供達の成長が、客観的にどの程度のものであったのかが嫌でも確認できてしまいます。差が縮まっていればGood。追いついていればGod。対戦相手も同じように成長しているわけで、課題もまた沢山みつかるのかなと思います。元気一杯挑んできて欲しいと思います。絶好調なら行ける。まだまだこのレベルだとは思いますが、道は狭くとも京都への道は、つながっているのが今年のメンバー達です。

さて、若葉カップ予選で、気持ち的には一つの山場を迎えてるわけですが、予選に参加しない子にとっては、山場ではありません。試合ばかりで練習が休みばかり。逆にモチベーションが低下しかねない時期でもあります。また、十分に課題の克服に時間がとれなかった準レギュラー陣にとっても、不安の方が勝っていることの方が多いと思います。

課題の克服という面で、私も若葉だけに囚われている場合ではないので、次へと進みます。そこで今日は、先日、コーチから運動連鎖がうまく働かない子達への指導の中にあった「腰から動く」について、メモをしたいと思います。

腰から動く、おへそから動く、こう言われてから約1週間ほど、彼女達の動きをみていたのですが、意識はしているのかもしれませんが、なかなか感覚がつかめていない様子です。姉妹の妹の方は、自分なりに変化を実感できたようで、話を聞いても今上達していると自分でも意識できてきていますが、姉の方は、まだまだ闇の中をさまよっているようです。

そろそろ助け舟を出してあげようと思い、「腰から動く」「へそから動く」の動きを体感させてあげようと思い今日はそれをメモします。上半身では肩甲骨。下半身では股関節。ここを連結させるには、背骨と骨盤の動きを再確認しないといけません。腰から動く、へそから動くには、特に骨盤の動きを意識しないとうまくいきません。骨盤が寝た状態で動き出そうとすると、頭を下げたり、足の筋力に頼る動きになってしまいます。骨盤を立ててから動きだす。

前傾姿勢で構えていると骨盤は、若干寝た状態になりがちです。おそらく彼女達や足が自然と出ない子達は、この骨盤が寝た状態で動き出してしまっています。動き出しの瞬間に、「腰から動く」ができる子は、瞬時に骨盤を立て、背骨の弓なりの力を利用して、自然と重心移動ができ足が出ます。

リアクションステップをジャンプで行えば、ジャンプの際に骨盤は立ちます。膝抜きで行うなら、膝を抜いた瞬間に骨盤が立ちます。しっかりリアクションし、腰から動けている子は、しっかり骨盤を立てる動作も出来ています。 骨盤を意識し、腰を一瞬前に押し出し、骨盤を立て、その後に動きだす。初動にたったこれだけを加えるだけで、腰から体を動かす。へそから体を動かす。が実現できてきます。

焦る気持ちから骨盤が寝たままでは動きたくても動けません。無理やり頭や足の筋肉で体を動かし、関節に負荷をかけ、膝や腰に痛みを抱えるにもつながります。「腰から動け」というより「まず腰を動かせ」の方が彼女達にはわかりやすいかなとふと思いました。若葉予選を終えたあと、悩める姉妹に助け舟を出してあげようと思います。彼女達に伝えてあげれば、二人とも面倒見が良い子なので、自然と他の子達にもコツ(骨)を伝えてくれるかなと思います。

さてさて、明日は若葉予選。準備をして今日は早めに寝ます。

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