2017/04/24 内股でバタ足 バドミントンと運動基礎

若葉カップ予選が目前に迫り、実戦形式の練習の中で、うれしい変化を随所で見られて子供たちの成長に驚かされる毎日が続いています。先日このメモで記載した迷子の6年女子も、ようやくふっきりれたようで、狙いをしっかり定めて果敢に挑む昔の強さと怖さが戻ってきました。

もうイライラする姿はそこにはありません。ただただ狙いを定めてそれを成し遂げるためにコートに立つ。結果として試合の結果も徐々に勝ちが増えてきました。次の課題へと進んでも良さそうだなと思い、昨日もじっくりそのプレーを眺めていました。

彼女の次の課題は、フットワークなのかなと感じます。フットワークのスピードはそれなりにあるものの、特定の方向には足がもたれて動けないことが多く見られます。あっ、という顔をその都度するので、本人も意識は出来ているが体が反応してくれないのかなと感じます。

彼女のフットワークの最大の問題点は、ホームポジションでの足の置き方にあります。両足のつま先が前方に若干(ほんの数センチ)内股気味に綺麗に並んでしまう形になってしまっています。足の開き幅も若干狭く、電車にのってこの立ち方をすると、発車と停車の際に、ぐらついてしまう立ち方です。自分の意図しない方向に力が必要な時に、我慢がきかないのです。

自分主導のラリー中であれば良いのですが、相手が虚をつくショットを打つような場合には、簡単に崩されてしまいます。また内股気味の立ち方ですと、リアクションステップも両足では行う事が出来ません。強く方向転換する際には、親指の力(母指球)が不可欠ですが、内股気味のために、この力を確保するために、片足ずつバタバタとリアクションするようになってしまいます。

立ち方の癖のせいで、リアクションステップがうまく活用できず、特定の方向以外は重心移動ができないフットワークになってしまっています。どんなに動けと言われても動けない。原因は立ち方に問題があったからです。

この傾向は、4年男子の移籍してきた子にも言えます。やはり若干内股気味の立ち方であり、構えの足幅も狭いので、動ける方向が限られてしまい。虚を突かれるとすぐに崩れる6年女子と同じ症状が表れています。

がに股も問題ですが、内股もまた問題。足裏を着かなければ動けないのが陸上動物です。運動の基礎中の基礎である足裏の使い方、まずは立ち方から習慣化させていかなければいけないなと思います。

何気ない普段の立ち居振る舞い。バドミントンでの動きの良さの根底にあるものなんだなと改めて感じました。まずはつま先から頭の先までしっかり意識して良い姿勢で立つことからですね。

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