2017/04/12 股関節と頭の位置 バドミントンと身体操作

春休みがあった事で、小学校の体育館が使えず、自分の練習をほとんど出来ない中で、しばらくぶりに今日練習に行ってきます。子供たちの練習台としてシャトルは打っているものの、あくまでも子供に対してもプレーですので、おそらく今日は筋肉が悲鳴をあげるのではないかなと思います。

自分の練習が無かったわけですが、春休みには下半身、特に股関節の動作の確認と、頭の位置をラケットを持たない素振りで確認していました。前足でしっかり膝を内側に向け、その後、腕を振りだした後に、後ろ足の膝を内側にひねる。この繰り返しで、股関節周りの動作を体に再認識させてみました。

子供達の練習をみていて、股関節周りの動作がまだまだ下手だなと思いまずは自分からと思ったのがきっかけです。また、頭の位置についても、スマッシュの際に、前足よりも頭が前に出てしまう子がチラホラいたので、そこも自分で確かめてみました。

股関節まわりの動作は、自分では何ともなしに出来るのですが、たまたま足に張りがあるという子が練習を休止したので、足の張りをみてあげたら、筋肉には特に張りはなく、これは関節周りかなと思って、足首と股関節の動作を確認してあげたところ、股関節が使えない子だったのかと初めてきずかされました。

だから腰や膝の故障が多かったのですね。回るべきところがしっかり回っていないから、その反動が腰や膝にきていたのでしょう。さっそく、股関節を動かす簡単な体操を教えてみたのですが、それすらまともに出来ないので、しっかり家でもやるように伝えました。次の日の練習の準備の時にもやっていたので、今後は少しずつ下半身がついてくるかなと思います。

ちなみに、股関節の体操は、片足立ちになり浮いている方の足の膝を内側に曲げる。これを両足で交互にやるだけのものです。この動きでフラフラするようなら股関節が使えていない事になります。また股関節周りの筋力が足りないなとも感じたので、大臀筋のトレーニングも伝えました。

仰向けに寝そべって、膝を曲げ踵をお尻につけるようにして、そこから腰をあげていく体操です。このお尻の筋肉が股関節の動きには大切なので、こちらもトレーニングするように言いました。そもそもトレーニングが大嫌いな女の子だったのですが、怪我に苦しんだ過去があるだけに、彼女がめずらしくすぐにトレーニングをしていました。

もう一つの確認点の頭の位置については、自分のスマッシュ強化の一環でもあり、背筋をより効率的に使える身体動作を探っていて気が付いた事です。前足より頭が前に出るような打ち方では背筋が最大の力を発揮するタイミングが早すぎでしまうのです。

少し溜めるために、足より前に頭が出ないように心掛けると、背筋の力が腕に伝わり振りが良くなります。足の入れ替えが早すぎる子もこれと同じで、背筋の力をうまく活用できていません。ヒットするまでは前足より頭は後ろにあるようにして、足を入れ替える。

些細な動作タイミングの違いなのですが、体が鞭のようになるか棒になるかの境界線なのかなと感じています。今日の夜の練習で、シャトルを打ちながら自分でも再確認して、また実践での活用に足りないものがあるかどうかを確認してみます。

私のようなブランクの長いプレーヤには、バドミントンの練習が無い時間も大切だなと改めて感じました。あの頃出来ていた事と、今とのギャップを少しずつ埋める作業が必要だからです。そしてそれが子供たちの成長の種にもなるので一石二鳥でもあり楽しく感じます。一緒に成長がモチベーションになります。

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