2017/04/10 答えがあれば解決できるのか? バドミントンと負け

若葉カップの本戦出場を目指してコアメンバーの意識が格段に高まってきました。今年の男子は特に面白く、レギュラー確定組の5人と、レギュラーを目指す4人の二つのグループ内で横並びの力関係であることで、お互いに刺激をし合っています。ほんの1か月前まで負ける事の無かった子が負けたり、まだまだ差があると思っていた子が接戦するようになったりとチーム全体としての力は確実にアップしているなと感じます。

それでもまだまだ他の強豪クラブとの対戦をシュミレーションしてみると、団体5戦のうち2戦までしか見えてきません。勝つための3勝目に関しては、試合にでる7人すべてで取りにいかないといけない感じであることは否めません。第二グループから二人の力も確実に必要になるものの、まだまだレベルも気持ちの面でも欠けているものが多いように感じます。

準レギュラー組の意識が、レギュラー組の意識と同等にならなければ、一部のレギュラーの子のプレッシャーを緩和できません。準レギュラー組がすぐに技術で追いつける程甘い世界ではありませんが、意識だけは向上できるものです。目からまだまだ闘志がみなぎっていない準レギュラー組の意識が高まれば3勝目は飛び込んでくるように思います。負けても「いける」と思わせる空気づくりが準レギュラー組の重要な仕事ですからね。

レギュラー組は、誰も負けられないわけですが、負けて逃げだしそうになる子が一人いるのがちょっと気がかりです。ストレスに弱いのか、しょっちゅうお腹が痛いと逃げ出したりします。自分が勝っている時は王様のように振る舞うのですが、負けた途端に言い訳さがしを始めるようにも感じます。

単純に、自分が弱いと認識し、次のステップアップに切り替えられれば良いのですが、これが難しいようです。実際、1か月前までは勝つ方が多かったのに、ここ最近は負けまくっています。切り替えが出来ないのが心配だったので「なんで負けてるのか?わからないでしょ。」と言葉をかけみたのですが、この会話から逃げようとしてしまいます。

母親もこの会話を聞いていたようで、「息子が勝てなくなったのはなぜ?息子には言わないから私だけに教えて。」と・・・親子共々、自分で考えようとしていないんだなと思い、なんとなく切り替えの下手さがどこからくるのかがわかりました。

明確な質問が自分で作れていない。だから明確な答えが見つからない。それだけなんですけどね。考える事から逃げるから勝てない。弱い自分を認められないから勝てない。強い自分に酔っているから勝てない。などなど答えをくれと言われればいくらでも言えますが、こんな答えには何の意味もありません。

どうやれば勝てるか?これだけ考えれば良いのです。「目の前の1点をどうすれば取れるか?」勝てている時には彼にもこれを感じられたのになと私は感じただけなんです。今の彼の試合をみていても、基礎打ちやパターン練習の延長にすぎなくなっています。点を取る。点を取らせない。こういう思いを感じられないのです。

もう少し負ければ嫌でも気が付くでしょうから、今は「でもでも」が口癖の親子で苦しんでもらいましょう。若葉では勝ってもらうためにも。

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