2017/01/30 走るのが早いだけでは強くはなれない バドミントンと競技特性

あっという間に1月も終わりに近づいてしまいました。体育館にいる日は増えているのに、トレーニングが多い時期でもあり、技術面よりも体の成長を見守ってしまっているので、ここの練習メモは増えにくくなっているのかもしれません。

子供たちのトレーニングをみていると、自分もトレーニングしたいなとは思うものの、中々重い腰があがりません。そもそもトレーニングは真っ先に逃げてきた自分の過去がそうさせているのかもしれません。自転車通学で山をいくつも越えて学校に通っていたのでトレーニングはそれで十分だったんですよね。

さて、この冬のトレーニングの様子をみていると、バドミントンの成長と強い関連があるなと感じるものがあります。それはダッシュ&ストップ&ターンのこの3つです。単に足が速いだけの子はいるのですが、止まる動作や、方向転換の時にサボる子は、やはりラリー中も同じように戻れないために、ラリーが続くとコート内に穴が沢山生まれてきてしまっています。

一方で、もう少しダッシュ力があれば良いなと思う子であっても、しっかり止まり方向転換できている子であれば、ラリーになると優位に立つことが多いように感じます。運動会などでは単に足の速い子がヒーローになる事もあって、子供たちも足が速いことばかり目的にしがちですが、バドミントンという競技の特性を考えると、それだけではだめなんですよね。

止まる事、方向転換する事、ここの意識をもう少し高めてあげながらトップスピードの向上をさせてあげたいなと思います。メジャーリーガーのダルビッシュさんのトレーニング論にもあったように、闇雲に走り込んでも強くはなれないのです。競技特性にあわせたトレーニングが重要なんですよね。

ちなみに、ダッシュ&ストップ&ターンのトレーニングには、これにプラス、ジャンプまであるバスケットボールなどが向いています。水曜日の特訓DAYにバスケをよくやらせるのもこれが理由なのですが、トレーニングの一環だと言っても、意識はゴールにいってしまうのが課題です。シュートは入らなくても良いのです、バドミントンのトレーニングの一環なのですからね。。ここが難しい所ではあります。

丸1日バドミントンではなく、バスケの指導者を呼んで、みっちりトレーニングしてもらう方が手っ取り早いかもしれないなとふと思いました。3月は体育館も使えないので、また走り込みも増えそうですが、ダッシュ&ストップ&ターンの3つを意識して、春につなげて欲しいなと思います。走るのが早いだけでは強くはなれません。

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