2016/08/23 頂点を目指すだけで良いのか? バドミントンと登山

東京都の関東予選が始まりうちのジュニアからは関東を狙える個人が15人前後おりますが、残念ながらそこにうちの息子はおりません。先日のやけどと発熱の影響でまだ体調が万全ではなく、この大切な試合を棄権することとなりました。

応援に駆け付けようとは思ったのですが、通院もあり今回は見送る事になりました。それでも先行で行われたシングルスで当初の予定通り2名が関東大会へと進出を決めました。ダブルスと6年女子の予選が行われる再来週に、期待をもてる結果となりました。

何よりも自分たちのやってきたことが間違いではなかったことを、先行した2名が示してくれたわけですからね。関東から全国で、さらには全国でのてっぺんを狙うペアもあります。しっかりこの山をよじ登れるように私も出来るだけサポートしていきたいなと感じます。

頂点を目指すと言えば、ちょうど甲子園での高校野球が終わりました。優勝したのは私の地元栃木の作新学院でした。小中と野球をやっていた私にとってはとても誇らしい気持ちになりました。それでも連戦を投げ続けたエースの子の肩や肘が心配です。

頂点への山登りは成功したのは良いのですが、そこから降りて帰ってきて初めて登山は成功と言えます。バドミントンでも同じことが言えるのですが、全小で優勝をした後、きっちり家に帰ってきて、次の山へと昇る事が出来るのか、親やコーチがしっかり管理してあげないといけないのかなと思います。

東京都予選の山を登れば、関東の山があります。そしてその先には全国の山が、この山を登る事ばかり考えていては、選手寿命を縮めてしまうことさえあります。うちのジュニアの子には、登るだけが一番ではなく、降りる時も一番であり続ける、そんな心と体で、戦って欲しいなと思います。

ずっと一緒にバドミントンを続けたいそんなかわいい子ばかりですからね。まだまだ続くバドミントン人生で、これからも勝って勝って勝ちまくって欲しい。だからこそその土台となる自分の体には、やさしく接してあげる心を育てて欲しいなと思います。心が体を壊してしまわないように。うちの息子は登る事さえ出来ませんでしたので、尚更、他の子にがんばって登山をしてきて欲しいです。

「いけるところまで登る」で終わらせず、しっかり手土産を持って帰ってくる。その経験をみんなと話し、そこから見えた景色や登る時、降りる時の思いを共有する。これがバドミントン登山の楽しみ方かなと思います。

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