2016/05/18 間違った頑張り方 バドミントンと楽

先日、自由参加のジュニアの練習があり、そこに幼稚園児も来てくれました。「バドミントン好き?」と聞くと「好き。」「じゃ、いっぱい打とう!」と言うとにっこりして「うん」と返事をしてくれました。バドミントンが好きで、やろうと言えばうんという。これだけで、こちらも本当に応援したくなるものです。こういった素直さを忘れてしまっているメンバーには、始めたころの気持ちを思い出して欲しいなと思います。周りに気をつかったり、コーチや親の顔色を窺ったりなどの余計な事を考えず純粋にバドミントンをやろうよと。

頑張っているつもりはないのに頑張れる状態は、心から楽しめている時にしか訪れません。もしかするとうちのジュニアの子達は頑張りすぎているのかもしれません。試合の直前1か月だからと力を注ぎすぎたり、コーチに言われたからと無理をしてみたりと。頑張り方を間違っているのかなと思います。長く続かない頑張りは頑張りとは言えません。努力にもなりません。故障がちになったり、気持ちの面で不安定になったりと、パフォーマンスを維持できない状態に陥りやすいのです。

日々の練習を、ご飯やお風呂などの日常生活の一部のように、当たり前の事として取り組み、気持ちも体力も余力のある状態ならさらに高みを目指す。これが王道です。きつい状態で明日につながらないのであれば、それは邪道です。経験の蓄積を焦っては土台が壊れてしまうものです。もちろん指導する側からすれば精一杯の姿をみたいものですが、それが無理やり出している姿なのか?余力から出ているものなのかは見極めないといけないのかなと思います。

昨日までの練習が、次の日には余裕になる。この継続が結果として大きな余力を生み出すものです。将来、仕事をすることになる時に、この事はとても重要になってきます。今は、6年、3年、3年などのスパンで入学と卒業があり、気持ちの切り替えが自然と出来ますが、大人になるとこのスパンが無くなります。

会社に入ってそこから40年もいる事も多いのが日本社会です。頑張りすぎて、一時的にパフォーマンスを落とすよりも、昨日より今日が楽になる日々を続けることが大切になってきます。いつも楽な状態になれば、自由が生まれます。自由が生まれたその余力で、自分をさらにパワーアップさせれば良いのです。お金に関しても同じです。余裕が出たお金だけを自己投資を含む投資に回せば良いのです。余裕がないのに頑張ってしまうからお金持ちになれないのです。

昨日より今日を楽にする。それが頑張るという事です。今日も幼稚園児来るかな? 一歩づつ楽にさせてあげたいなと思います。

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