2016/02/23 サーブミスの原因の7割 バドミントンのサービス

サーブでミスをしても1点。長いラリーで競り勝っても1点。凡ミスをしても1点。ナイスショットをしても1点。点数の取り方、取られ方に関係なく1点は1点。もちろんその後の流れを引き込む1点、流れを失う1点というものは存在するが21点の中でその数は少ない。1点は1点という考え方はとても大切です。

ジュニアの試合を見ていると、サーブのミスが極端に多い。その為、練習時間も多く割いているのですが、なかなか難しい。どうしてこんなにも不安定なのか?それはどこに原因があるのか?いろいろ観察してみると多くの場合、シャトルのセット時点ですでにミスを誘発する形になっていることが多い。

シャトルをしっかりセットせず、サービス動作に入っている。シャトルをセットする高さ、場所を決めていない。シャトルをセットせず不安定に投げてしまう。ほぼこの3つがミスの原因の7割を占めているように思う。その他の3割は、単にリストが寝ているとか、シャトルを見ていないとか、コルクを打っていないとか、スイートスポットを外しているとか、胸の前で打っていないなど、サーブ以外のショットのミスの原因と同じものです。

しかも、これらのその他の3割のミスの原因は、シャトルがどこにあるのか?に左右される事が多いものです。シャトルをしっかりセット出来ていないのに修正は難しい。それなのに子供たちはなかなかこの事を意識できない。言ってはいるものの伝わらない。良い伝え方を考えないと無駄な努力をしてしまう事にもなる。

止まったボールを打つスポーツの代表格であるゴルフでは、ボールのセット位置はとても慎重に扱われるので、ゴルフの経験者なら話は早いのですが、子供たちの経験している運動の中で何か止まったものを打つ運動はないものか。。案外、止まったボールを打つ経験は少ないのです。私は小学校の頃からゴルフをやったりゲートボールをやったり野球のTバッティングをやったりと、その経験を積んでいたのですが、今の時代は他のスポーツをする機会が実に少ないのですよね。。

まぁ、この止まったボールを打つ経験はおいおい考えることにして、現実的には、サーブ練習の工夫をすることでシャトルをセットする意識を高めてあげたいなと思う。

ショートサーブの時、ロングサーブの時、左右にサーブを振る時と、どこにシャトルをおけば無理せず打てるのか?こんなところからですね。シャトルをセットする場所は1点である必要はまったくないので、ロングを打ちたいときは、いつもより少し前にセットする。早く足の長いショートサーブの時は、いつもより少し後ろにセットする。右や左に打ちたい時は、左右にずらす。こんな事をやれば通常ポイントはどこなのか?を意識できるのかなと。

コースはシャトルのセット位置で切り替える。打ち方は同じ。こんな感じでサーブシャトルのセットの練習をしてみようと思う。

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