2015/12/17 どこを見ると何が予測できるのか? バドミントンの駆け引き

左右に打ち分ける練習をすると、子供たちの多くが小手先に頼りがちになる。同じフォームで打ち分けられれば、相手をより揺さぶる事が出来るのですが、そこまでの意識はまだまだ難しいようです。

小手先ではなく、左右に打ち分ける基本は、自分の肩の位置を意識すると良い。右利きの場合でお話しますと、左に打ちたい場合は、肩がより前に、右に打ちたい場合は、肩をあまり前に出さない。これだけです。いつもと同じように振りながらも、ヒットする位置を変えるとシャトルは自然とその方向に飛んでいきます。小手先はその微調整だけに使う。

普段から自分の肩の位置がどこにあるのか?どこにあればどこに飛ぶのか?これを意識しながら練習すると、強く正確に打てるのはどういう状況か、ミスが多くなるのはどういう状況かがわかってきます。また、相手の肩の位置関係から強いショットの方向を予測できるようにもなります。肩が後ろにあり前に出すには窮屈な状況、肩がしっかり前に出せる状況とで、強いショットの方向を予測します。

もちろん瞬時に判断するのは難しいです。これは試合中に学習していくものです。小手先の左右のショットはそれほど強く鋭いものはこないですし、相手がミスする可能性も高いので、それほど厳重にケアする必要はありません。一回決められても気にする必要のないものです。

どうしても相手のシャトルやラケットヘッドに目が行きがちですが、方向に関しては腰や肩を見ると良いのです。ちなみに上下に関しては、ラケットヘッドの位置、リストスタンドの準備状態を見る事で、ある程度の予測が出来ます。これは多くの人がやっているので、今更書く必要もないかと思います。

相手をよく見ろと言われる事も多いですが、どこを見ると何が予測できるのか?これをしっかり頭の中に入れておかないと、相手を見てもなかなか予測が難しいものです。試合で、始めてあたる人にめっぽう弱い人は、特に意識しておいて欲しいものですね。

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