2015/09/15 創造力のある子 破壊と再生のバドミントン

調子の良い時にフォームはあまり直すべきではない。しかし、調子が上がらない時、向上がストップした時には、思い切ってメスをいれる勇気を持ちたい。目先の試合や練習では、修正直後は、ぎこちなく、そしてミスを犯す。それでも一段階上へ行きたいのであれば勇気をもって変更を受け入れてもらいたい。破壊と再生。生物はこの繰り返しで成長するものですからね。

試合において創造力がある子と無い子の違いは、自分の中でもつバドミントンのセオリーをどれだけ破壊してきたかの違いといっても良いと思う。自分のセオリーとは違っても、他の人の他の選択を真似しプレーしてみる。たとえうまくいかなくても真摯に受け止め改善ポイントをみつけ練習する。自分のセオリーを破壊し、新しく再生する経験。

他の人のプレーをよくよく観察するようになると、対戦相手への観察眼も育つ。とはいえ、来たシャトルをただ返すだけというセオリー、ポリシーのない子供が多いのも事実です。ここは「どんな状況で何を選択したのか?」この問い掛けを繰り返して、構築していく必要があるんだろう。

他の人はどんな角度でラケットを握っているのか?どんな風にラケットを引いているのか?どんなタイミングの取り方をしているのか?最初の一歩はどのタイミングでどこに出しているのか?肩の動き、肘の高さ、口の開き、ポジショニング、相手のコートのチラ見の仕方、自分のパートナーの状況確認の仕方などなど。細かく細かく観察していく。細かく見る事が出来れば出来るほど上手に真似が出来る。子供にはその視点を提供してあげたい。自分で発見する力の育成。




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