2015/09/10 バドミントンの練習効率 インターリーブ

練習効果を見たときに、最先端の研究では、インターリーブ(挟み込み練習)という形が有効とされる。一つの事をやると決めてやるよりも複数の事をまんべんなく行う方が良い結果がでる。手投げのノック一つにしても、ヘアピンだけ、スマッシュだけという感じではなく、複数のショットを挟みながら練習した方が良い。一つの事を練習すれば、一つの事がうまく出来るようになた気がするが、試合ではそれが使えない事も多い。教える側は、結果が早く出た方が教えた感が高まるが、それは子供にとっては非効率。長い目で考えてあげる。

先日の手投げノックの際、あえて何の練習かをつたえずフリーでといい打たせてみた。インターリーブの考え方を用いて実際にはフリーではなく2,3個のショットの練習となるようにしてみた。次のショットに備える動き、次のショットを予測する頭と相当疲れたようだ。下地が地味に成長するため、短期ではあまり効果が無いように見えるが、これを続けると実践での力がつくなと感じた。専門用語ではこの効果を分散効果といい、短期ではなく長期での効果として知られる。

関連するものは何か?どうすれば結びつくか?パズルのような思考方法を子供たちには伝えたい。結びつけて考える力は、将来にわたって大切な能力になっていくから。あれとこれは違うと思っていたけど、ここでつながってるんだ!だからあれをやっていたんだ!ということはもしかして、これもこうなんじゃない!?うぉーーー。つながった。これが連関であり連環。ランニング、体幹トレーニング、ダッシュ、フットワーク、素振り、基礎打ち、すべて試合とつながっていますか?

子供に一言アドバイスをする。そして他の子に、またアドバイスをする。一人ひとりアドバイスをしていると、他の子はその内容が気になるようで、こっそり耳を傾け、練習に取り入れている。一人ひとりがうまくなりたいと思っているんだなと伝わってくる。時々、こちらをみて、私できてる?出来たでしょ!という視線もまた頼もしい。そして、うなずいてあげるだけで、また自分から練習する。見られているから練習する子と、見られたいから練習する子。前者をどうすれば後者に変えられるか?そこが今の課題ではある。




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